「サピックスに子どもを通わせたいけれど、入るにはどうすればいいの?」
「入室テストがあると聞いたけれど、うちの子でも大丈夫?」と気になっているお母さんもいるのではないでしょうか。
ただし、最初から難関中学校を志望していなければ入れないというわけではありません。
この記事では、サピックスの入室条件や申し込み方法、入室までの流れ、事前に確認しておきたい費用などをわかりやすく紹介します。
サピックスに入るには?必要な条件を解説

サピックスに入るためには、入室テストを受験して合格することが基本条件です。
入室テストは、お子さんがサピックスの授業を無理なく受けられるかを判断するために実施されています。
また、サピックスは難関中学校への合格実績で知られていますが、特定の学校を志望していることが入室条件になるわけではありません。
ここでは、入室テストの基本的な仕組みと、何年生から入れるのかを確認していきましょう。
入室するにはテストに合格する必要がある
サピックスでは、入室を希望するお子さんに対して「入室テスト」を実施しています。
基準点は学年やテストによって異なり、一律には決められていません。サピックス公式サイトによると、授業を受ける際にお子さんが大きな負担を感じないかどうかを重視して基準点を設定しているそうです。
また、基準点に達していれば、合格者数に制限は設けられていません。
とはいえ、「入室テストに合格できるか心配」というお母さんもいるでしょう。
テストの難易度や合格点については、別の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はあわせて確認してみてくださいね。
サピックスは何年生から入れる?
サピックス小学部では、小学1年生から小学6年生までを対象に授業を行っています。
新小学1年生については、入学前の年長のお子さんも入室テストを受けられます。
そのため、小学校に入る前からサピックスへの入室を検討することも可能です。
もちろん、小学1年生から通わなければならないわけではありません。小学3年生や4年生、さらに高学年から入室することもできます。
ただし、入室テストの日程や授業の開始時期は学年によって異なります。希望する時期に入れるかどうか、事前に公式サイトで確認しておくと安心ですね。
何年生から通わせるのがよいかについては、後ほど詳しく紹介します。
サピックスに入るまでの流れを6ステップで解説

サピックスへの入室を希望する場合は、入室テストの申し込みから手続きまで、いくつかのステップがあります。
基本的な流れは次のとおりです。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | 入室説明会に参加する |
| ② | 入室テストに申し込んで受験する |
| ③ | テストの合否を確認する |
| ④ | 入室オリエンテーションに参加する |
| ⑤ | 入室手続きを済ませる |
| ⑥ | サピックスでの授業がスタート |
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
① 入室説明会に参加する
説明会では、サピックスの指導方針や学習システム、中学受験に関する最新情報などを聞くことができます。
終了後には個別に質問する時間も設けられているため、気になることがあれば直接確認できるのもうれしいですね。
説明会は予約不要で参加できます。 入室を迷っている段階でも、まずは話を聞いてみるとよいでしょう。
② 入室テストに申し込んで受験する
サピックスへの入室を希望する場合は、公式サイトから入室テストに申し込みます。
申し込みには「マイページ」の登録が必要です。
登録後、希望するテストを選んで申し込みを完了させましょう。マイページを登録しただけでは、テストの申し込みは完了しないので注意してくださいね。
受験票はテスト当日に渡されます。
なお、実施日や申し込み期限はテストによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
③ テストの合否を確認する
入室テストの結果は、通常1週間程度でマイページに公開されます。
合否だけでなく、得点や入室基準点、採点された答案なども確認できる仕組みです。
合格した場合は、入室に必要な手続きについても案内されます。
結果が出たら、入室手続きの期限もあわせて確認しておきましょう。
④ 入室オリエンテーションに参加する
入室テストに合格すると、保護者を対象とした入室オリエンテーションが行われます。
サピックスは家庭学習も重視しているため、入室前に学習の進め方を知っておけるのは心強いですね。
なお、校舎によって動画配信や対面など実施方法が異なり、入室手続きの後に行われる場合もあります。
⑤ 入室手続きを済ませる
入室が決まったら、指定された期日までに希望する校舎の受付で手続きを行います。
手続きを済ませると、後日サピックスの生徒証が交付されます。
入室手続きには期限が設けられているため、忘れずに確認しておきたいところです。
もし期日までに手続きが難しい場合は、早めに校舎へ相談してみてください。
⑥ サピックスでの授業がスタート
入室手続きが完了すると、いよいよサピックスでの学習が始まります。
公式サイトでは、基本的に入室テストから約1か月後が入室日になると案内されています。
ただし、受験するテストや学年によっては、複数の入室時期から選べる場合もあります。
サピックスの入室テストを受けるには?

テストは年間を通して複数回実施されていますが、学年によって日程が異なるため、事前に確認しておきましょう。
ここでは、申し込み方法と受験料について紹介します。
入室テストの申し込み方法
入室テストの申し込みは、サピックス公式サイトの「入室テストのお申し込み」ページから行います。
初めて申し込む場合は、マイページへの登録が必要です。登録が完了したら、希望するテストを選択して申し込みましょう。
なお、受験料は申し込み後に送られてくる振込用紙を使って支払います。
マイページに登録しただけでは申し込みは完了しないため、希望するテストの申し込みまで済ませておきましょう。
入室テストの日程と受験料
新小学1〜5年生向けの入室テストでは、受験料は3,300円(税込)です。
申し込みの締め切りは、テスト前日の午後3時までとなっています。
なお、新小学6年生は同日に実施される「志望校診断サピックスオープン」が入室テストを兼ねており、受験料は4,400円(税込)です。
テストの日程や受験科目、実施時間などは学年によって異なります。
また、日程が変更される可能性もあるため、申し込む際は最新の実施要項を確認してくださいね。
サピックスには何年生から入るのがおすすめ?

サピックスへの入室を考えるとき、「何年生から通わせるのがいいの?」と迷うお母さんも多いのではないでしょうか。
中学受験に向けた学習が本格化する新4年生は、入室を検討する一つのタイミングです。
ただし、お子さんの学習状況や習い事、家庭での生活リズムによっても適した時期は変わってきます。
ここでは、学年ごとの特徴を紹介しますので、入室時期を考える際の参考にしてくださいね。
低学年から入室する場合
小学1〜3年生から入室する場合は、時間をかけて学習習慣を身につけられることがメリットです。
サピックスの低学年向け授業では、算数や国語を中心に、考える楽しさや自分の考えを表現する力を育てることを重視しています。
また、小学3年生までは基本的に週1回の通塾なので、習い事と両立しながら通いやすいのも特徴です。
一方、低学年のうちから勉強ばかりになってしまうと、お子さんが負担を感じることもあるでしょう。
まだ小さい時期だからこそ、友達と遊ぶ時間や家族で過ごす時間も大切にしたいですね。
新4年生から入室する場合
新4年生は、サピックスで中学受験に向けた学習が本格化する時期です。
サピックスでは、小学校の新年度より一足早い2月から新学年の授業が始まります。
そのため、新4年生から通わせたい場合は、小学3年生のうちに入室テストを受けておくと、新学年の授業開始に合わせやすくなります。
4年生になると、算数では「つるかめ算」や「植木算」など、中学受験で必要になる特殊算も学習します。
さらに、理科や社会を含めた4教科の学習が本格化するため、家庭での復習も欠かせません。
首都圏では基本的に週2回の通塾となり、少しずつ受験勉強を生活の一部にしていく時期でもあります。
中学受験に向けて学習のペースを整えたい家庭にとって、新4年生は検討しやすい入室時期でしょう。
5年生以降から入室する場合
サピックスには、小学5年生以降から入室することも可能です。
ただし、5年生になると学習内容がより高度になり、授業の進度も速くなっていきます。
たとえば算数では、「割合」「比」「速さ」などの重要単元を学習し、理科や社会でも中学受験に必要な知識を広く身につけていきます。
そのため、途中から入室する場合は、それまでに学習した内容との違いに戸惑うこともあるかもしれません。
すでにほかの塾で受験勉強を進めているお子さんなら、学習内容を比較しながら準備するとよいでしょう。
一方、これから本格的に受験勉強を始める場合は、現在の学力や家庭学習に使える時間も考えておきたいところです。
入室が遅いからといって、必ずしも不利になるとは限りません。
大切なのは、お子さんが無理なく学習を続けられるかどうかです。
サピックスに入る前に確認しておきたいこと

サピックスへの入室を考える際は、テストや申し込み方法だけでなく、入室後の生活についても確認しておきたいところです。
特に、毎月の授業料や家庭学習の負担、校舎への通いやすさは、長く通い続けるうえで気になるポイントではないでしょうか。
入室してから慌てることがないように、事前にチェックしておきましょう。
入室金や月謝などの費用
サピックスの入室金は33,000円(税込)です。
さらに、入室時には原則として2か月分の授業料を支払う必要があります。
2026年度の月額授業料は、次のとおりです。
| 学年 | 月額授業料(税込) |
|---|---|
| 小学1年生 | 22,000円 |
| 小学2年生 | 23,100円 |
| 小学3年生 | 25,300円 |
| 小学4年生 | 45,650円 |
| 小学5年生 | 57,750円 |
| 小学6年生 | 66,000円 |
※2026年度の公式料金です。関西圏の校舎では、選択授業によって金額が異なる場合があります。
授業料には、通常授業で使用する教材費や、組分けテスト・マンスリーテストなどの費用も含まれています。
ただし、春期講習や夏期講習などの特別講習、公開模試の一部については別途費用が必要です。
学年が上がるにつれて授業料も高くなるため、毎月の月謝だけでなく、年間でどのくらいの費用がかかるのかも考えておくと安心ですね。
通塾日数や家庭学習の負担
サピックスでは、学年が上がるにつれて通塾日数が増えていきます。
首都圏の場合、基本的な通塾日数は次のとおりです。
- 小学1〜3年生:週1回
- 小学4年生:週2回
- 小学5年生:週3回
- 小学6年生:週3回(前期)
※関西圏では選択授業などによって異なる場合があります。
サピックスは、授業で学んだ内容を家庭で復習する「復習主義」を採用しています。
そのため、塾に通う日だけでなく、自宅で勉強する時間も必要になります。
特に高学年になると学習内容が増えるため、学校の宿題や習い事との両立に悩む家庭もあるでしょう。
入室前には、お子さんが家庭学習に取り組める時間を確認し、無理のない生活リズムを考えておきたいですね。
希望する校舎の募集状況
サピックスには複数の校舎がありますが、すべての校舎で希望する学年の生徒を募集しているとは限りません。
校舎や学年によっては、定員などの事情で募集を停止している場合があります。
また、授業の曜日や開始時間も校舎によって異なるため、通いやすさも確認しておきましょう。
特に高学年になると授業が終わる時間も遅くなるため、自宅からの距離や帰宅方法も考えておく必要があります。
希望する校舎で入室できるかどうかは、申し込み前に公式サイトや校舎へ確認するのがおすすめです。
お子さんが安心して通い続けられる環境を選んであげたいですね。
サピックスへの入室に関するよくある質問
ここでは、サピックスへの入室を検討している保護者から寄せられる、よくある疑問を紹介します。
入室説明会には必ず参加する必要がある?
サピックスの公式サイトでは、入室説明会への参加が必須条件とは明記されていません。
説明会は予約不要で参加でき、サピックスの教育方針や授業の進め方、中学受験に関する情報などを聞くことができます。
また、説明会の終了後には個別に質問する時間も設けられています。
初めてサピックスへの入室を検討している方は、参加しておくと安心でしょう。
なお、説明会に参加できない場合の対応については、希望する校舎へ確認してみてくださいね。
入室テストに合格したら必ず入室できる?
サピックスの公式サイトでは、入室テストで基準点に達した場合は入室できると案内されています。
また、基準点を満たしていれば、合格者数に制限は設けられていません。
ただし、合格しただけで手続きが完了するわけではなく、指定された期日までに入室手続きを行う必要があります。
テスト結果が発表されたら、手続きの期限や入室日を忘れずに確認しておきましょう。
年度の途中からでも入室できる?
サピックスには、年度の途中からでも入室できます。
入室テストは月1回程度実施されており、基準点に達すれば、原則として翌月上旬から通常授業に参加できます。
そのため、新学年の授業が始まる2月や、小学校の新年度が始まる4月に合わせる必要はありません。
ただし、夏期講習や冬期講習などの時期は、入室スケジュールが異なる場合があります。
希望する時期に入室できるよう、最新のテスト日程を確認しておくとよいでしょう。
まとめ|サピックスに入るには入室条件と申し込み方法を確認しよう
サピックスに入るには、入室テストを受験し、所定の基準点を満たす必要があります。
今回紹介したポイントを振り返ってみましょう。
- 入室するには入室テストへの合格が必要
- 小学1年生から入室でき、年度途中からの入室も可能
- 入室テストは公式サイトから申し込める
- 入室金や授業料、家庭学習の負担も確認しておく
- 入室時期はお子さんの学習状況や家庭の生活リズムに合わせて考える
サピックスは中学受験に向けた学習環境が整っている一方、授業の復習など、家庭で取り組む勉強も必要になります。
そのため、入室できるかどうかだけでなく、お子さんが無理なく通い続けられるかも考えておきたいですね。
まずは公式サイトで入室テストの日程を確認したり、説明会に参加したりするところから始めてみてはいかがでしょうか。
お子さんに合ったタイミングで、安心して中学受験の準備を進められるといいですね。